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妊婦が飛行機に乗る場合に気を付けたいこと5選

妊婦が飛行機に乗る場合に気を付けたいこと5選

妊娠中はお腹の赤ちゃんへの影響を考え、出来るだけ不安なことや危険なことは避けたいものです。しかし、里帰りやどうしても外せない用事で飛行機に乗らなければならないという人もいると思います。妊婦さんが飛行機に乗る時に注意したいことを5つご紹介します。

①飛行機に乗る時期


妊娠初期は、つわりもあり、流産の危険性の高い時期です。体調もお腹の赤ちゃんも不安定だと言えますね。また、妊娠後期は、お腹がかなり重たくなり、お腹が張ったり、大きくなった赤ちゃんの圧迫感から胃腸の状態が優れなかったり、万が一、陣痛がきても大変です。
飛行機に乗るのは、できるだけ4〜7ヶ月の安定期にしましょう。もちろん、安定期と言っても、妊娠中の身体です。そして、妊娠中の身体は、それぞれに体調が違うと言われています。自分の身体と良く相談して、担当医にも確認しましょう。

さらに注意すべきなのは、航空会社によって設けられている規定についてです。以下に例をご紹介します。
・出産予定日まで28日以内で飛行機に乗る場合は医師の診断書などが必要になります。
・国内線で予定日の7日以内、国際線で14日以内に飛行機に乗る場合は、医師の同伴が必要になります。

航空会社によってその内容は違ってきますので、乗る予定の航空会社にしっかり確認することをおすすめします。35週を過ぎると、妊婦さんの搭乗を断るという航空会社が多いようです。
海外の航空会社の場合は、日本よりもかなり早い段階から搭乗(入国)を制限している場合もあります。海外旅行や海外出張にいくという場合は、予約段階する前からしっかりと下調べをしてくださいね。

②通路側の席を確保する


お腹が大きくなると、とてもトイレが近くなります。ファーストクラスやビジネスクラスであれば話は別ですが、エコノミークラスの機内は広くありません。移動のしにくい機内で窓側の席に座るとさらに移動が難しく、席を立つのに、周りの人に迷惑をかけてしまうことになります。その迷惑を気にして、トイレを我慢するのはもっと身体によくありません。
お腹が大きくなくても、妊娠中は突然体調が変化する可能性もありますから、すぐに席を立つことができる通路側の席が良いでしょう。

また、エコノミー症候群の対策としても、通路側を確保することをお勧めします。妊娠中にずっと同じ体勢でいると血の流れが悪くなり、脚がむくんでしまうと言うのをよく聞きます。妊婦さんでなくとも、動かずにじっとしているのは身体によくありません。1時間、長くても2時間ごとに足のマッサージをしたり、少し歩いたりして血流を良くしましょう。足首を回すだけでも随分と違います。

③つわりの準備をしておく


つわりが終わったと思っていても、飛行機の中は、密室になります。いつもと違う状況にどんなことがあるかわかりません。準備していることで、安心できることも大切ですね。準備としては、ビニールの袋を多めに持って行ったり、飴やガム、お菓子を持っていったりすることです。口の中に何か入っていることで安心するという人もいると思います。

締め付ける服も気分が悪くなる原因になります。身体を締め付けない、ゆったりとした服装で飛行機に乗りましょう。機内では靴も脱いで過ごせるようにスリッパを持参して行くといいです。

④機内での過ごし方


身体も心もゆったりと過ごせるよう心がけましょう。シートベルトは、必ずジャストサイズで着用してください。長さが足りない場合は客室乗務員に申し出て、延長用ベルトを準備してもらいましょう。

機内は気圧の変化もあるので炭酸の飲み物を飲むのは、避けた方が良いです。そのことが原因で酔ってしまい、気持ちが悪くなることが多いようです。

また、機内は乾燥しやすいので、水分も忘れずに取るようにしてください。ジュースやお茶ではなく、お水がオススメです。
さらには、乾燥を防ぐためにも、風邪などの菌から守るためにも、機内ではマスクをつけている方が安心です。

航空会社によってはマタニティタグをもらえます。何かあった時には周りの人にも配慮してもらえるよう、もらっておく方が良いですね。

⑤計画の立て方


飛行機を利用する場合は特に時間に余裕を持って動き、焦って行動することがないように、無理なくゆったりとした計画で行きましょう。飛行機はチェックイン時間が厳格に決められていますし、乗り遅れると新幹線のように簡単に振替ができないこともあります。

さらに妊娠中は突然の体調の変化で予定を変更しなければならないこともあるでしょう。予約の際には、価格だけではなくチケットの規定を確認し、取り消しやキャンセルができるものを予約する方が安心ですね。

まとめ


体調が良ければ、飛行機に乗ること自体は問題ありません。しかし、しっかりとした準備は大切です。母子手帳や保険証は忘れずに持参し、スーツケースなどに入れず、必ず携帯するようにしましょう。

また、少しでも体調に異常を感じたら休むようにしてください。
行き先での病院や受診時間の確認もしっかりしておくとさらに安心ですよ。

 

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