妊娠

中絶手術は日帰りが前提。当日の流れや痛みや手術後は?



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中絶手術当日の朝の注意事項


手術の麻酔に備えて、飲食の制限があります。手術中に吐いて窒息したら大変だから、必ず守ること。医師に顔色が分かるよう、メイクやマニキュアはしないでください。服装は脱ぎ着しやすい前開き。プリーツかフレアースカートで。

中絶手術当日の持ち物


・お金
・同意書
・生理用ショーツとナプキン数枚
・ティッシュ、ハンカチ、タオル
・寝間着(前開き)
・洗面用具
・下着の替え

病院に着いたら


まず血圧や熱など、体調のチェック。風邪、下痢、便秘などがあれば告げてください。持参した生理用ショーツとナプキンを看護婦さんに渡します。このあと、麻酔中の呼吸をスムーズにするための注射があります。

手術台へ


下着をとり、手術台へ上がると足を固定されます。麻酔の注射が打たれ、数を数えるよう指示されます。軽い全身麻酔ですから、ここからは意識がなくなります。

中絶手術


人工妊娠中絶手術は妊娠11週までの初期の手術と、12週以降の中期で、方法が異なる。初期の手術は器械的な方法。まずはピンホールのようになっている子宮の入り口にラミナリアという海藻の茎を挿入し、ラミナリアが水分を含んでジワジワ膨らむのを利用して、入り口をゆっくりと広げていく。それからヘガールという拡張器を使って器械的に広げ、胎盤鉗子や流産鉗子によって、子宮の内容物(胎児とその付属物)を取り除く。最後はキューレットという器具による子宮内膜の掻爬。手術中は局所麻酔や、眠気を起こすような薬を使うので、意識が朦朧とした状態で手術は終わる。この間10分から20分。

中期に入ると、子宮が柔らかくなっているため、器械的な方法では危険。プロスタグランディンE1を座薬として、繰り返し膣の中にいれて、子宮の収縮を起こさせ流産に導く。この薬の扱いは麻薬なみに厳しく、優生保護法指定医だけが許可されており、中期中絶以外に用いることはできない。プロスタグランディンを使っても、ラミナリアで子宮の入り口を開き、流産の後処置として掻爬しなければならないことが多い。

中絶手術を終えると


気がついた時は、生理用ショーツとナプキンをつけて、ベッドに寝ているはずです。このあと検診があり、異常がなければ、一休みしてから帰宅を許可されるでしょう。

中絶手術後はタクシーで帰ろう


途中で貧血や、吐き気がおこるかもしれません。元気なワケないんだから、近くてもゆっくりタクシーを使って。付き添いの人は絶対に欲しい。ママかパートナーがベストだけど、無理なら信頼できるオトナの女性。せめて親友にはネ……。

中絶手術後、家に着いたら


ともかく医師の指示を守ること!たぶん膣内にガーゼが入っているから、取り忘れないように。細菌感染の原因になります。もらった薬(抗生物質や痛み止め、場合によっては軽い精神安定剤)も必ず飲んでください。子宮が収縮するため、鈍い腹痛があるかもしれません。使いすてカイロなどにタオルを巻いておなかを暖めると楽になります。

また、出血してるし、子宮内にキズもできてるし、普段なら自浄作用を持つおりものも、消毒で流されていますから、とっても細菌感染しやすい状態です。ナプキンはまめに交換して。トイレでは、ペーパーを使ったあと、清浄綿(滅菌したウェットティッシュで、薬局で売っています。20個280円前後。ビニールに個別包装されているので携帯にも便利)で拭くのが◎。これは出血がおさまるまで続けましょう。お風呂、シャワー、シャワートイレについても、医師の指示どおりに。

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