【子宮頸がんワクチン】
子宮頸がんは、ウイルス感染によって発がんすることが分かっており、
発見者のツールハウゼンはノーベル賞を受賞しています。
ウイルスに対してワクチンが有効で、WHOの要請のもと頸がんの撲滅に向け動き出しましたが、
日本ではイマイチ盛んではありませんでした。
しかし2種類の、HPVワクチン(サーバリックス、ガーダシル)を定期接種として導入し、
積極的接種勧奨を行うと接種率が順調に伸びていました。
しかし、2016年になりTV等で接種の後遺症・副作用と見られるスキャンダラスな映像が報道されると、
政府はあっさりと、積極的勧奨の一時見直しという決定を下しそのまま,,,という状況。
医療機関においても接種のテンションは下降し、数年間はほぼストップしてしまいました。
その結果、世代によってくっきりと、ワクチン接種されたかどうかのグループに分かれることになりました。
結果解析では、有意の差をもってワクチンの有効性が証明されており、接種できなかった世代では、残念ながら頸がんの発生が見られます。
この状況によって、政府でも、積極的勧奨の必要性が検討され、三原じゅん子議員らの尽力により、今年から始動しました。
コロナやインフルエンザワクチン接種で大変ではありますが、接種受けそびれた方にはキャッチアップの用意もあるようですので、自治体にお問い合わせください。
副作用と見られた症状については、国内外でいろいろな検討がなされましたが、因果関係については不詳とされています。
ただし、症状に対しては十分な検討、さらには、健康被害を受けたという観点から、手厚い救済が必要と思われます
【記事監修:岡本産婦人科医院 院長 岡本 吉明】
・大阪産婦人科医会
・日本婦人科病理学会
・日本臨床細胞学会、評議員
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