病気

妊婦が風邪をひいたらどうなる?



妊娠期間でも、どんなに気を付けていても風邪をひいてしまうのは仕方ないですよね。でも、こじらせないようにどうにか対処しなくては辛いし、お腹の赤ちゃんも心配。今回は、そんな妊婦が風邪を引いたらどうしたら良いかをご紹介していきます。

妊婦が風邪を引いたらまずはどうしたら良い?


妊娠中、風邪にかかりやすい人が多いのは、妊娠中はホルモンバランス変化の影響により、免疫力が低下し風邪をひきやすくなっているからです。

本来、風邪は鼻水、鼻詰まり、くしゃみなど、いわゆる感冒症状が主。慢性化する人は少なく、発熱があったとしても微熱程度。
ゆっくり休養すれば2.3日で治るのが一般的です。
風邪ウイルスが胎盤を通って胎児に影響を与えることはないの、軽度の風邪ならそれほど心配することはありません。
でも妊娠中は自己判断で薬を飲んではいけないし、これ以上風邪症状をこじらせてしまったらお腹の赤ちゃんが心配ですよね。

風邪をひいてしまったな…と思ったら、まずすべきことをご紹介します。

・頑張って食べましょう
3食バランスよくしっかり食べましょう。
食欲がないときは、3回にこだわらず、1回の食事量を減らして、少しずつを小分けにしてたくさん回数を増やして食べましょう。

・水分を十分に摂りましょう。
1日にコップ8~10杯の水分を摂りましょう。ここでいう水分とは、水、ジュース、スープ、アイス、どんな水分でも大丈夫です。
食欲のないときは、アイスなど少し甘いものでも栄養として摂取できるのでオススメです。

・しっかり身体を休めましょう。
とにかく寝ましょう!無理せず、しっかりと身体を休ませてあげることが大切です。
また、頭を高くして寝ると鼻水がのどに流れないため、呼吸が楽になります。また咳が続き、緑や黄色の痰が出たり、痛み、悪寒が24時間続くようであれば、病院へ行きましょう。
また、1日1回は体温を測り、38.0℃以上の熱が24時間以上続く場合も我慢せずに病院へ行きましょう。

・保湿しましょう
喉は保湿しましょう。予防としても乾燥しやすい秋~冬にかけては部屋を加湿することをお勧めします。
喉の痛みがある場合は常に加湿し、鼻水を常に出して菌を排出しましょう。
加湿器がない場合は、タオルを濡らし、鼻に温かいタオルを当ててみたりすると楽になります。マスクもオススメです。

薬は飲んでも大丈夫?


基本的には、市販の薬は飲まないでください。
理由としては、妊娠中には摂取してはいけない成分が入っている可能性があるからです。
使用上の注意事項にその旨の記載がありますが、自己判断での服用はやめましょう。
何か薬を飲む際には、必ず医師に相談してからにしましょう。その場合は内科でも結構ですし、熱がなく、検診のついでであれば産婦人科の主治医でも構いません。

風邪の場合は、「葛根湯」などの漢方を処方されることが多いです。ですが、漢方ならOKというわけではないので、漢方でもしっかり医師や薬剤師に相談してから服用しましょう。

内科に診察してもらう場合は、必ず妊娠中ということを事前に伝えましょう。
内科の先生でも、もちろん妊婦に処方してはいけない薬、してもよい薬はご存知ですが、もし薬に迷った場合は、産婦人科の先生に相談することをお勧めします。産婦人科であれば、赤ちゃんの様子もみてもらえます。

ただし、風邪の症状があって産婦人科に行く前には、他の妊婦さんにうつしてしまう心配もありますので、事前に相談するようにしてくださいね。

細菌感染は風邪からくる?!


風邪から、細菌感染を引き起こすと、症状が長引き重症化してしまうケースがあります。
上記でも説明した通り、ただの風邪であれば2.3日で治りますが、その症状が1週間ほど続くようであれば、細菌感染を起こしている可能性が高いと思われます。
発熱やのどの痛み、痰、咳などの症状が出始めた場合は、細菌感染によって気管支炎などを起こしている場合もあります。
その時は、抗生物質で細菌を殺さなくてはならないので病院で薬を処方してもらわなくてはなりません。

妊娠中の風邪は、お腹の赤ちゃんに影響はあるの?


妊娠中に風邪をひくと、自分が辛いのはもちろんですが、お腹の赤ちゃんが大丈夫なのか心配になるのは当然です。
でも、基本的に通常の風邪であれば、お腹の赤ちゃんには悪影響はないため安心してください。
ただし先ほど上記で説明したように、薬はしっかり医師の相談の元服用をしてください。勝手に自己判断で服用してしまうと、赤ちゃんに悪影響の恐れもありますので、十分に注意しましょう。

38℃以上の高熱が続く場合は、赤ちゃんの心配をしなくてはなりません。高熱は脈拍が早くなり子宮内環境へ悪影響を及ぼします。さらには、脱水症状になってしまう可能性もでてきますので、熱が高い場合はすぐに病院で診てもらいましょう。
また、風邪の症状で咳が続いてお腹を圧迫してしまう場合も良くありません。腹圧がかかり、子宮を圧迫することで、流産や早産のリスクも高まります。

胃腸風邪の場合も、下痢や嘔吐を繰り返すことにより脱水症状が起こりやすいので注意が必要です。吐き気で水分を取るのも辛いという場合は、点滴などの処置をしてもらう必要もあるでしょう。

そして一番怖いのが、風邪の症状に似ているわかりづらい母子感染ウイルスです。
風邪だろう…とほっといておいたら、重症化してしまい、それから病院へ駆け込み発覚するケースなどがあります。
特に、「トキソプラズマウイルス」「サイトロメガロウイルス」には気を付けましょう。

「トキソプラズマ」とは、哺乳類に寄生する寄生虫です。猫の糞や肉食の中に感染力のある虫体があり、それが人の口から入って感染します。世界の人口の1/3の人が感染していると言われており、健康な人に感染した場合にはあまり症状として出ませんが、妊婦が感染すると、胎盤を通してトキソプラズマがお腹の赤ちゃんに感染してしまうことがあります。

また、「サイトロメガロ」は、大人になるまでに70%以上の人が感染しているウイルスです。通常の免疫力のある人が幼児期に感染する場合は、ほとんど症状がありません。ですが、妊娠期間中に初めてサイトロメガロに感染してしまうと、胎児に感染し、様々な症状がおこります。子供の唾液や尿から感染することもあるので、第2子を妊娠している場合は要注意です。

これらに感染してしまうと、まずは風邪と似た症状から始まり、数日すると症状が楽になります。そして、風邪が治ったと勘違いします。しかし、これらのウイルスの場合は、治ったわけではありません。身体に発疹などが出た時はすぐに病院へ行ってください。

これらのウイルスで母子感染をしてしまった場合、赤ちゃんはどうなるのでしょうか。まれに赤ちゃんに先天的な奇形を引き起こすこともあります。

「トキソプラズマ」の場合は、赤ちゃんに先天性トキソプラズマ症が発症する場合があります。4大徴候として、水頭症、視力障碍、脳内石灰化、精神運動機能障害が知られています。
生まれた時に症状がなかったとしても、眼病変などが思春期ごろに発症することもあります。

「サイトロメガロ」では、低出生体重、小頭症、脳内石灰化、難聴など様々な先天性の病気が発症する可能性があります。出生時には軽い症状であっても、のちに難聴や神経学的後遺症を発症する場合もあり、早期発見が大切になってきます。

特に、難聴の場合は、出生時には発見できなくても、徐々に進行していく場合があり、年齢が大きくなってから言葉の遅れや、耳の聞こえに違和感を覚えたりします。
風邪かなと思っても、異変を感じたり、症状が長引いたり心配な場合は、病院でしっかり診てもらいましょう。

とにかく風邪をひかないように予防しましょう!


風邪であれば、赤ちゃんに悪影響はないとはいえ、妊娠中に風邪をひかないことに越したことはありません。辛いのは自分です。
そのためには、しっかり風邪予防をしましょう。

・手洗いうがいは必ずする
これは徹底しましょう。ちょっとやりすぎぐらいにやっても良いかもしれません。
また、外出の際に手すりなども極力触らないようにした方が良いでしょう。

・体を冷やさないようにしましょう
妊娠中の体の冷えは大敵です!毎日お風呂に入り、体の芯から温まりましょう。そして、靴下や腹巻をして寝ている間も冷やさないようにしてください。
また、夏の期間でもカーディガンや羽織るものを必ず持参しましょう。電車の中やお店の中ではクーラーが効いていて寒い場合があります。特に、夏は肩や足首は冷やさないようにしましょう。

・栄養バランスの良い食事を心がけましょう。
朝、昼、晩の3食しっかり食べましょう。
特にRS1のヨーグルトを毎日食べたり、しょうがをよく摂取したりして予防しましょう。

・しっかり睡眠を摂りましょう
睡眠不足になると抵抗力が低下します。しっかり規則正しい生活をし、早寝早起きを心がけましょう。

・人ごみを避けましょう
冬などインフルエンザが流行っていたり、はしかが流行している時は、人ごみは行かないようにしましょう。菌をもらってしまう可能性が非常に高くなりますので、あえてそういう場所には外出しないようにしましょう。

最後に


妊娠中は、つわりがひどかったり、食事も気を付けなくてはならなかったりと、たくさんのことに気をつけなくてはなりませんよね。
ですが、全てはお腹の赤ちゃんのため。しっかり赤ちゃんを守ってあげましょう。
妊娠期間中はニュースを見て、その時の流行の病気、インフルエンザやはしかなどをチェックして、情報に敏感になることも大切です。

また、風邪になってしまったら無理をしないためにも、パパにも情報共有をし、家事なども手伝ってもらいましょう。
そして、何かあった時のためにもすぐに対応できるようにしておくことも忘れないでくださいね。
かわいい我が子に会うまであともう少しです。頑張ってください。

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