出産

1種類だけじゃない。様々な流産の名称とその内容について

1種類だけじゃない。様々な流産の名称とその内容について

妊娠すると、赤ちゃんに会えることがとても楽しみですが、残念ながら必ずしも元気に生まれてくるというわけではありません。何らかの理由で妊娠22週より前に妊娠が終わってしまうことを流産と言い、その流産にも色々な種類があります。

稽留(けいりゅう)流産


子宮の中で赤ちゃんが亡くなってしまっている流産のことです。
特徴には、お腹が痛くなったり、出血したりするなどの症状がないことが多い点が挙げられます。そのため、自分で気付くということが難しいです。胎嚢は見えたが、その後赤ちゃんが成長していない、心拍が聞こえないなど、稽留流産が発覚する理由は色々です。
初期の場合が多いので、そのまま自然に出てくるのを待つこともありますが、手術をして取り出すことがほとんどです。

切迫流産


切迫流産は「流産」と名前がついていますが、妊娠は続いています。
流産になってしまう可能性が高い、流産になる一歩手前ということです。
残念ながら16週までは、効く薬がありません。妊娠を継続させるために「絶対安静」が必須になります。この安静は、必要な時以外は、寝たまま体を休ませるということです。自宅安静で良い場合もあれば、病院に入院する必要がある場合もあります。入院の場合も、トイレを含め寝たきりの場合や、院内を歩き回れる場合など様々です。強い腹痛や出血がある場合はすぐに病院に行きましょう。

進行流産


子宮の中身が体の外に出ようとしている状態です。出血や腹痛といった症状が表れます。進行流産になってしまうと、残念ながら止められない状態になってしまいます。

完全流産


子宮の中身が全て流れて出てしまった流産を完全流産と言います。
この場合、陣痛と同じような痛みを伴います。

不全流産


子宮の中身の一部が残ってしまう流産を不全流産と言います。この場合は子宮の中をきれいにするため、手術で全てを取り除く必要があります。

化学流産


受精をして妊娠検査薬で陽性の反応が出ていたが、超音波検査で胎嚢を確認することができず、出血が起こり、妊娠が終わってしまうというものです。妊娠3週〜5週目頃に起こります。生理予定日のタイミングですでに妊娠4週目に、化学流産が妊娠の超初期であることがわかると思います。
少し前までは、この出血を生理だと思い、そのまま妊娠に気付かないという人がほとんどでした。しかし最近は妊娠検査薬の性能が良くなったこともあり、妊活中の人など、この化学流産に気付く人が増えました。症状も、生理と変わりません。
一度陽性反応が出ているため「流産」という名称があるものの、医学的には流産とはカウントされず、妊娠出産履歴に残すこともありません。

習慣流産


自然流産を3回以上繰り返すことを言います。流産は、どんな人にも起こることですが、それが3回以上繰り返す場合は、母親の体に何らかの異常を抱えている可能性があります。その場合は専門の病院で診てもらうようにしましょう。

人工流産


一般的には人工妊娠中絶と言われるもので、様々な理由でどうしても子供を産み育てることができないという人が選択します。
人の手によって、胎児が母親の体の外に出たら成長できない段階で母体の外に出す手術をすることです。
しかし、この中絶手術により、不妊症になってしまったり、習慣流産の確率が上がってしまったりということもあるので、リスクを考えて、決断しましょう。

流産の原因


流産の原因を特定するのは難しいですが、初期と後期で変わってきます。
初期の頃の流産は、赤ちゃん側に原因があることが多いです。その中でも一番多いと言われているのは、染色体の異常によるものです。染色体は受精した時から決定しており、事前に何かできることがあるわけではなく、誰にでも起こり得ます。
後期での流産の原因としては、子宮の中は菌がない状態ですが、膣にある菌が何かの原因で子宮に入ってしまい感染症を起こしてしまうことや、赤ちゃんが出てくる出口は、出てくるまでは硬く閉じられている状態ですが、それが妊娠20週頃に広がってしまう子宮頸管無力症などが原因になることがあります。
このように母親の身体に何らかの問題があるというケースが初期の頃より増えてきます。
その他にも、過度な運動やストレスなどが原因になることもあります。

少しでも流産の確率を減らすために


タバコやお酒は絶対にやめましょう。流産の可能性を高めることにつながります。
そして、必ず妊婦健診を受けて、母体と赤ちゃんの状態を診てもらいましょう。そうすることで、自分では気がつけない変化にも早く気付くことができます。そして薬を処方してくれるなど、流産を未然に防ぐことができます。

また、過度に気にすることはありませんが、できるだけ妊娠中は心も体もゆったりと過ごせるように心がけましょう。
出血やお腹の痛みやお腹が張るなどの症状がある場合は迷わず、すぐに担当医に診てもらいましょうね。

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