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「妊婦が感じやすい不安7選。その解決方法とは?」

「妊婦が感じやすい不安7選。その解決方法とは?」

妊娠中に不安に襲われた経験はありますか?多くの妊婦さんが毎日の生活の中で、ふと不安を感じ、モヤモヤとした精神状態に陥ることは多くあります。このうまく言葉に言い表せないような不安を解決する方法はあるのでしょうか。

なぜ不安になるの?それはホルモンのせい!


この「妊娠中の不安」という感情は、初めての妊婦さんでも経産婦さんでも変わりなく襲ってくるものです。誰かにさっと相談して解決するようなものだったらいいのですが、多くの妊婦さんは、一人で抱え込んでしまいがちのようです。

ではなぜ不安に駆られることが多くなるのでしょうか。そう、それは「ホルモン」のせいということがまず挙げられます。妊娠中はホルモンの変化が多くみられます。このホルモンというのが不安を引き起こす大きな原因と考えられています。
例えば、生理中にイライラすることや、気分が落ち込むというのもホルモンバランスの乱れから来るものです。妊娠中はこの生理とは比べものにならないほどのホルモンの変化が見られます。これにより脳がストレスをうまく処理できずに、マイナス思考になってしまうのです。
これは、ご自身ではどうしようもないごく自然の現象であり、自分がどうかしてしまったというわけでは決してありません。ではうまく付き合っていく方法はあるのでしょうか?

みんな、どんな不安を感じているの?妊娠中の不安7選


妊娠とは十人十色。みんなそれぞれ違った環境で妊娠生活を送るものです。なので、その人によって不安の種類ももちろん様々。ではみなさんどのような不安を抱えているのでしょうか?そして、どのような解決方法を導き出しているのでしょうか?
よく聞く不安とその解決方法についてご紹介しますので、
是非参考になればと思います。

<①>「妊娠をはじめは幸せに感じなかった」
実はこれ、案外多い悩みの一つ。周りからおめでとう!といわれる度に心が沈んでいく、素直に喜べない、と感じる方が多いようです。でもこんな不安もきっと「親になる責任の表れ」ではないでしょうか。

「妊娠を喜べないのに責任の表れ?母親として私大丈夫?」とお思いになるかもしれません。でも誕生を喜べないのではなく、「自分がこれからおなかの赤ちゃんの親になる」という状況をきちんと現実的にとらえ、真摯に受け取っているから起こる不安である可能性が高いのです。
まずは「妊娠を喜ぶ」というより、「赤ちゃんの責任」というものを感じている自分を自覚し、褒めてあげることから始めてみてください。そして「この不安はホルモンのせいなんだ!」と思うことで気持ちを楽にさせてあげてください。

<②>「育児書のキラキラ感についていけない」
妊娠したらまず最新の育児書や育児雑誌を手に取る方も多いのではないでしょうか。赤ちゃんを迎えるにあたって、まず何をしたらいいのか。妊娠中はどう過ごしていいのか。詳しく一冊にまとめてあるものも多く、大変参考になりますよね。

しかし、妊娠初期はつわりなどの影響で、育児書のキラキラしたような状況での妊婦生活とは程遠い妊婦さんがいらっしゃるのも事実です。「私はつらいのにみんな楽しそう」という気持ちを持ってしまうくらいなら、一度本を片付けて、ゆっくりと体を落ち着かせる時間を大切にしてください。

<③>「よく雑誌とかで見る、妊娠中の旦那の浮気を心配した」
起こってもいないことを心配し、不安に駆られることはよくあることです。もちろんこれもホルモンの影響の一種だと思いますが、もし不安に駆られてしまいそうだとしたら、旦那さんにも状況を伝えることが大切ですね。

妊娠は女性がするものですが、旦那さんはもちろん無関係などではありません。全部を理解してもらうことは本人でないために、なかなか難しいことであるかもしれませんが、是非旦那さんを巻き込みながら、2人で話し合い、妊娠期間を過ごすことができたらいいですよね。

<④>「産休に入ることによって産後の仕事復帰が不安」
せっかく頑張ってきた仕事をいったんお休みしてしまうことへの不安、それは働くママさんにとってとても重要なコトですよね。産休明けの待遇についてもネガティブなニュースを耳にすることがあります。もしかしたら復帰後の自分と重ね合わせてしまうことがあるかもしれません。
この不安解消は復帰してみないことには何にもわからない、というのが事実かもしれませんが、できるだけスムーズに復帰するために、

(1)休みに入るまえに復帰の時期を決めておく
(2)休み中も仕事場の状況を把握しておく
(3)仕事に必要なスキルを鈍らせない
(4)意地にならない
(5)スケジュール管理はしっかりと行う

このようなことを事前に行うことによって、少し安心して復帰をすることができるのではないでしょうか。
産後は慣れない赤ちゃんのお世話に追われ、なかなか時間を取りにくいものです。是非ゆっくり時間のある時に準備をすることをおすすめします。

<⑤>「つわりがひど過ぎて赤ちゃんに影響ないか不安」「胎動があまりない気がする」
「お腹が小さすぎない?」「無事大きくなっているかが不安」
赤ちゃんの発育状態においてはどのお母さんも不安になること。
例えば“つわりでなかなか栄養が取れず、逆に痩せてしまったことで赤ちゃんに影響はないか”などの不安をよく耳にします。

もちろん、医師に相談することもとても大切なことではありますが、妊娠初期に感じたこのような不安も、胎動を感じられるような時期に落ち着く方も多いようです。
今までは、体調不良や漠然とした妊婦生活の中での不安を感じていた方も、妊娠5~7か月頃になると体調も落ち着き、実際赤ちゃんの動きを感じことによって、少しずつ前向きに考えられることも多くあるようです。

<⑥>「実家が遠くて、いざという時に誰に頼ったり相談したりすればいいのかわからなくて不安」
最近は核家族化されており、実家が遠い方も多くいます。そのような方は行政の行っているサポート事業などに一度目を通してみてはいかがでしょうか。もちろん企業で行っているサポートもありますが、人件費というものはとても高いものです。行政の行っているサポートはそれに比べると割安で、少し気軽に利用できます。

<⑦>「陣痛に耐えられるか不安」
昔から「鼻からスイカが出てくるような」と形容されるほど、陣痛の痛みに関しては様々な感想があります。
しかし、一度経験されているならまだしも初産の方はもう想像でしか考えられません。お産は千差万別です。陣痛から始まる人もいれば、帝王切開になる人、陣痛から緊急帝王切開になる人などなど、かかる時間も出産方法も、陣痛の強度も人それぞれです。同じお産はありえません。
難しいことかもしれませんが、わからないことを考えておびえるより、深呼吸をし、心を落ち着かせることの方が大切ですよ!

インターネットや雑誌の体験談に惑わされないで!


妊娠中というのは、様々な情報を得るために多くのサイトにアクセスしてしまいますよね。もちろんお産時に関する情報、産前産後に関する情報も調べるに越したことはありません。

これからお産に臨む妊婦さんにとって先輩ママの体験談はこの上ない参考資料になることでしょう。しっかりイメトレをし、お産に臨みたいところです。
しかし、調べすぎることによって考えすぎてしまうことがあるのも事実です。前述にもありますが、お産は人それぞれです。まずは、体験談は体験談。自分は自分、というように線引きを行うことも大切です。

不安は口に出そう!


些細なことでも口にだし、誰かに相談するのはとても大切です。口に出しただけでもスッキリすることはよくあります。
「家族や友達には恥ずかしくて言えない」「知っている人に相談する気持ちになれない」もしそんな状況でしたら、育児相談ができる相談ダイヤルは各自治体にあることが多いです。是非利用してみてはいかがでしょうか。

また、妊娠中の心配事は病院も頼りましょう。
精神的な不安と共に、赤ちゃんの成長具合について少しでも不安やわからないことがあるなら、しっかりと産院の先生や看護師さん、助産師さんに相談してみると良いですよ。
「こんなこと聞いていいのかな?」そんなことは思わずに、月に一回、妊娠後期になってくると週に一回ある機会を大いに利用しましょう!そしてお産への不安を一つずつ払拭していきましょう。

最後に


「妊娠」と聞くと幸せを連想することが多くありますが、今回ご紹介したように実は当事者の妊婦さんは意外にも不安にさらされていることが多いのです。しかしそれは多くの場合「ホルモンのせい」。
「気持ちが上がらないのは当然のこと」そう思って頂き、自分の心とうまく向き合い、少しでも「いいお産」に向けて気持ち整えられると良いですね。

そして何より「かわいい赤ちゃん」との新しい生活へ、少しでも希望の目を向けることができますように。

 

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