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切迫流産と診断されたら?兆候から対処法まで一気にご紹介します!

切迫流産と診断されたら?兆候から対処法まで一気にご紹介します!

妊娠期間中、誰もができるだけ避けたい「切迫流産」。安定期に入るまでに、特になりやすいとされています。そんな切迫流産について、正しい知識や、どんな兆候があるのか、そして対策・予防策についてご紹介します。

切迫流産とは何か?


簡単に一言でいうと、切迫流産は「流産のリスクが通常よりも高い状態」という意味です。
『流産』とついていますが、「切迫流産」はまだ妊娠が継続している状態なのです。
切迫流産の主な症状としては妊娠21週までの性器出血や、お腹の張り・痛みなどです。
妊娠初期の性器出血は妊婦さんの4人に1人に認められる症状であり、エコー検査では、「絨毛膜下血腫」を認めることがあります。
出血量が多く腹痛を伴うほど、流産に進行する可能性が高いと考えられています。

・流産と切迫流産は全く別物です。
上記でもご説明しましたが、「切迫流産」は妊娠が継続しています。つまり、赤ちゃんは生きています。
流産は、妊娠22週未満に胎児が死亡してしまい、妊娠が終了してしまうことを言います。
多くは胎児が死亡してから体外に排出されます。
妊娠して流産する確率は10~15%、そしてそのほどんどは妊娠12週未満に起こる「早期流産」と言われています。

切迫流産の兆候とは?


一般的には下記のような兆候が見られます。

・少量の出血
・軽い下腹部痛
・下腹部の緊満感
・腰痛
などが挙げられます。

少量の茶色~黒っぽい出血だけで腹痛がない場合は、完全に流産になる危険性は低いと考えられます。
赤く、普段の生理の量ほど出血したり、出血が続いたり、強い腹痛がある場合は、流産となる危険性が高くなると考えられます。
妊娠初期には、下腹部の軽い痛みや違和感を覚えることはよくあります。子宮が大きくなる上で出る症状であり、自然に治まることが多いです。下腹部に痛みがあったり、下腹部の硬くなったりした際は、なるべく横になりましょう。それでも痛みが取れない、下腹部の緊満感が続いている場合は、病院に連絡をして相談をしましょう。

切迫流産の原因は?


切迫流産の原因は非常に多くあります。
出血や下腹部の痛みの原因として考えられるのは、仕事や運動のし過ぎ、または過度なストレス、胎盤が作られるときの出血、クラミジアなどの膣からの感染により子宮内が炎症を起こしてしまっている場合、さらには頸管無力症という子宮頸部が弱いことなどが考えられます。
また、出血の原因としては、絨毛膜下血腫という胎盤が着床する部分や胎盤がはがれて、子宮を包む絨毛膜に血液が溜まってしまう場合があり、これはエコー検査で分かります。

多胎妊娠や高齢出産など比較的リスクの高いと言われている妊娠では、切迫流産が起こりやすいとも言われています。
しかし、このような原因を挙げましたが、半数程度は原因がはっきりしないこともあるのが事実です。

切迫流産と診断されるときはどんな時?


子宮口は開いておらず、胎児などの子宮の中身も外に出ていないけれども少量の出血がある場合に診断されます。
これ時は、下腹部の痛みの有無にかかわらず切迫流産と診断されます。
ここでしっかり理解してほしいのが、「切迫流産」と診断されたからと言って、全ての人が流産しそうな危険な状態ではないということです。
診断されて落ち込んだり、不安な気持ちになったりするのはわかりますが、流産の可能性があるというだけで、今すぐ流産しそうな状態というわけではないので、気持ちをしっかり持ってください。

切迫流産と診断された後の対処法とは?


切迫早産と診断された場合は、無理な運動や体の負担を避ける以外には、効果的な方法はありません。
現在、世界的にわかっている見解としては3つあります。

・できることはただ一つ、「安静」にすること。
激しい運動や重いものを持ったりすることは避けるべきです。ですが、日常生活や通常の家事程度の動きはあまり影響が考えられません。
安静にしすぎることは治療効果にはつながらず、逆にお母さんの体へ悪影響もありおすすめはできません。自宅でゆっくりとした最低限の日常生活をしましょう。

・切迫流産に確実に効く薬はまだわかっていません。
研究はされ続けてはいますが、切迫流産の改善率を上げたり、流産の発症率を下げると証明されたものは今のところありません。状況によっては張り止めなどを処方され、飲む場合はありますが、切迫流産そのものに効く薬はありません。

・初期の出血に対する治療法が確立していません。そのため、流産となるかどうかは確率でしか判断ができないそうです。
上記のことを踏まえた上で、現在のところ、切迫流産から流産への移行を確実に防ぐ治療法はないとされています。基本的には安静にして経過を見たり、薬による下腹部の痛みを軽減することしかありません。
中には、出血が多く長く続く場合は入院したり、自宅で安静にしたり、特に生活を変えないで様子を見るといったような、それぞれ状況によっても対応は変わってきます。

ただし、切迫流産では90~95%程度が正常の妊娠に戻ると言われています。
赤ちゃんの心拍が確認できていれば、妊娠が継続できているということなので、しっかり医師のいうことを聞いて生活するようにしましょう。

・パパと一緒に乗り越えましょう!!
切迫流産と診断されたら、ママは不安な気持ちでいっぱいなはずです。
パパにできることは、仕事や家事の負担を少なくしてあげて、精神的なサポートをしてあげることです。
「一緒に頑張ろう」と伝えてあげるだけでも、ママにとってはとても安心できると思います。そうすることで、パパとして赤ちゃんを守る事にもつながるのです。

もし、仕事が忙しくて家事が手伝う事ができない、また家事が上手くできなくて逆にママをイライラさせてしまう…という事であれば、家事代行サービスを頼んだり、ママのお母さんに手伝いに来て持ったりしましょう。
ここで要注意なので、パパ側のお母さんにお手伝いに来てもらうとなると、ママにはかえって気を遣わせたり、精神的なストレスにもなりかねないので、そこは慎重に判断しましょう。

切迫流産予防のためにできること


切迫流産ははっきりした原因もわからないことも多く、治療法も安静にするとしか言えません。
ですが、そうならないためにできることはありますので、予防していきましょう。

・葉酸を摂取する
葉酸は、水溶性のビタミンB群の1つで、代謝に関わりが深く、タンパク質や核酸の合成に働いて細胞の生産や再生を助け、体の発育に必要な栄養素で大切な役割を担っています。またビタミンB12とともに、赤血球の細胞形成を促し、血液を作るサポートもします。
お腹の赤ちゃんの成長に不可欠な栄養素なので、妊活をしている人から、妊娠初期の人、また期間関わらず、妊娠期間中は意識して摂取しましょう。
食べ物からバランスよく取り入れることは難しかったり、不足していたりするので、手軽に続けられるサプリメントを利用して毎日摂取することをおすすめします。

・禁酒・禁煙
妊娠中はもちろん、禁酒・禁煙です。
当たり前のことですが、意外とできない方が少なくありません。
お腹の赤ちゃんの発育障害、早産・流産の原因ともなりますので、絶対にやめましょう。
また、家族の中でタバコを吸う人がいれば、副流煙にもなりますので、話し合って母体に負担がないように十分に気を付けましょう。

・カフェインを摂りすぎない
1日、2杯までにしましょう。
中枢神経を刺激して、血管や心筋などの収縮を促したり、基礎代謝を活発にする作用があります。
妊娠中は、お腹の赤ちゃんの発育に悪影響を与えたり、早産・流産のリスクもありますので、なるべくノンカフェインを選びましょう。

・激しい運動は控える
妊娠中は必要以上に体に負担をかけずに、無理な姿勢をしないように気を付けましょう。
体力が消耗するとホルモンバランスが乱れる原因となります。

・重いものを持たないようにする
妊娠初期には十分に気を付けてほしいのが、こちら。必要以上にお腹に力が入ってしまうと流産や早産の危険を高めてしまいます。
また高いものや重いものを持つと、バランスを崩して転倒の恐れもありますので、絶対にやめましょう。

・冷やさないように心がける
妊婦さんには冷えは禁物です。冷えによる血行悪化も良くありません。
夏でも冷房が効いていて肩や足首が冷えて、体全体が冷えてしまうこともあります。
冬にはお腹が冷えないように腹巻なども使って、十分に気を付けましょう。

最後に


切迫流産と診断されても90%以上の人が正常の妊娠に戻れています。
診断されてもあまり気を落とさず、より注意深く現状の生活を見直し、赤ちゃんと向き合って生活をしましょう。
不安でいっぱいになるかもしれませんが、できるだけ前向きにリラックスして過ごしてください。
そして、ママだけではなくパパとも一緒に赤ちゃんを守るために、頑張りましょう。
妊娠生活にとっては、ストレスは大敵です。

切迫流産の初期症状は、出血やお腹の張り、腹痛です。
なんだかお腹が痛い、出血や張りが続くと思ったら、すぐに医師に診てもらいましょう。

 

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