赤ちゃん・育児

母乳外来って具体的に何をするの?費用も含めて解説します!

母乳外来って具体的に何をするの?費用も含めて解説します!

母乳育児で悩んだときに頼りになるのが、「母乳外来」です。聞いたことはあっても普段からなじみがないと、一体何をするのか分からず不安になりますよね。今回は母乳外来経験者の筆者が、母乳外来の内容・費用について詳しくお話しします。

母乳育児の駆け込み寺、母乳外来


母乳外来とは、母乳育児にまつわるさまざまな悩みに対し、助産師が中心になってアドバイスやサポートをしてくれるところです。

・授乳方法の指導
・おっぱいのケア(おっぱいが張る、乳首が切れた、乳腺炎など)
・断乳・卒乳の相談
・赤ちゃんの発育について
・ミルクの足し方
・離乳食の進め方
・育児の悩み など

これらは、ほんの一例です。母乳外来では産後の困りごとに、トータルで相談にのってくれます。退院した後、慣れない育児で不安なお母さんに寄り添ってくれる駆け込み寺のような存在ではないでしょうか。

母乳外来の費用は保険適用外で数千円が一般的


母乳外来は産院や助産院、総合病院に窓口をもうけていることが多く、中には専門のクリニックもあるようです。普段の診察とは別で予約をとり、個々に対応してくれるところがほとんどだと思います。

●費用
母乳外来は、保険適用外で全額自己負担になります。そう聞くと、お金がかかるのではないかと心配になりますが、一般的にはだいたい2000~5000円程度です。出産した産院の母乳外来なら、初診の人よりも金額が安く設定されているところも多いようです。

また、乳房マッサージを受けると診察料とは別料金になる場合もあります。また、乳腺炎など医師の診断が必要なケースは保険適用内です。診察内容によって、金額の詳細はそれぞれ異なりますので、まずは問い合わせてみてください。

所要時間や持ち物


●所要時間
先にお伝えしたように、母乳外来は緊急でない限り予約制になっています。産院によっては毎日受けつけているわけではなく、曜日や時間が決まっているところもあります。

だいたい30~1時間程度をかけて、担当の助産師が対応します。その間に、授乳指導やマッサージなどを行うことになります。
乳房の状態によっては、2~3日に一回通うことになる場合もあります。

●持ち物・準備

・母子手帳
・診察券
・保険証
・オムツ
・ミルク
・タオル など

母乳外来を受診するときは、赤ちゃんを連れて来院するべきか確認しましょう。その場合は、必要に応じてオムツやミルクも持っていきます。
また、授乳指導のときは実際に赤ちゃんに授乳させることが多いです。予約時間まで、授乳間隔をあけておくように指示されることもあります。
ほとんどの人は、母乳外来に通った経験がないでしょう。予約のときにでも、受診のおおまかな流れや持ち物を聞いておくと、診察当日も安心です。

乳房(おっぱい)マッサージの痛みは人それぞれ


母乳外来といえば、おっぱいマッサージをイメージする方も多いと思います。そして、その痛みについて気になる方も多いのではないでしょうか。

叫んでしまったり涙が出てしまったりするほど痛かったという人もいれば、全然痛くなかったという人もいます。このように痛みの度合いは、乳房の状態や痛みの感じ方、マッサージの仕方などによって異なるので、一概に「痛い」とも「痛くない」ともいえません。
しかし、いくつかの母乳外来を利用してみて、自分にあったマッサージをしてくれるところを見つけた方もいます。
痛みを恐れてマッサージにいけず、乳房の状態が悪化してしまうことは避けたいですよね。ある程度の痛みは我慢する必要があるかもしれませんが、あまりに辛い場合は別の母乳外来を訪ねてみるのも1つだと思います。

乳腺炎などでおっぱいマッサージをしてもらう時にセットで行うことが多いのが「食事制限」です。おっぱいマッサージよりこちらの方が辛かったという方もいるようです。

筆者が母乳外来を受診して感じたこと


筆者が母乳外来を受診したのは、授乳がうまくできず赤ちゃんの体重が増えなかったからです。入院期間中も授乳指導はありましたが、コツがつかめないまま退院になりました。家に戻ってから無理な姿勢でくわえさせていたのか、すぐに乳首が切れてしまい、泣きながら授乳していました。

「みんな普通にやっているのに、こんなことくらいで行ってもいいのだろうか」という気持ちもありましたが、「赤ちゃんのためだ」と思いなおし、母乳外来に相談しました。
お世話になった産院の母乳外来だったので、顔見知りの助産師さんに気兼ねなく悩みを打ち明けることができました。
指導を受けて、すぐに授乳が上手くできるようになったわけではありません。しかし、「もし、また悩んでも母乳外来に相談しよう」と思えたことは、安心材料になりました。あのとき1人で抱えこむ前に、早めに受診しておいて良かったと思います。

まとめ


母乳外来は普段からなじみのある場所ではありませんが、決して敷居の高いものではありません。もし母乳育児で悩んでいることがあれば、母乳外来の受診も考えてみてくださいね。きっと、あなたの強い味方になってくれると思います。


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