逆襲シリーズ

とある妊婦の逆襲シリーズ〜妊婦の基準は自分の奥さんである男性社員A〜

とある妊婦の逆襲シリーズ〜妊婦の基準は自分の奥さんである男性社員A〜

夫婦仲がいいのはとっても素晴らしいことだと思う。奥さんのことを尊敬して、愛妻家で有名なAさん。会社でも、聞き飽きるほど奥さんの自慢ばかり。適当に右から左に聞き流してるうちはよかったんだけど、だんだんそうもいかなくなってきた・・・

Aさんの奥さんはバリバリのワーキングママ


Aさんから聞かされた話をまとめると・・・とある都市銀行で働くAさんの奥さんは、現在、融資を担当されていてお客様からの信頼も厚い。子どものために時短勤務で早く帰ってるのに、成績はいつもトップクラス。家には仕事を持ち込まない。ホントかどうかは知らないけど、そんなことをAさんは自慢げに話すんだよね。

「家を大事にしてくれてるから、仕事の愚痴とか言わないし。子どものこともちゃんとしてるし。自分のことも手を抜かない。できる嫁だわ。ほんと。」

「そうですか。素敵な奥さんなんですね。」って、いつも話半分。完全に棒読みで定型文の返答なのに、全く気付いてない。(ま、別に自慢話聞くだけならどうってことない。聞きながらでも仕事はできる。)と思ってた。

ツワリで苦しむ私に言った「俺の奥さんは、、、」


妊娠が分かってから、ツワリがきつい日は正直ちょっと仕事のペースが落ちている気がして・・・迷惑かけるといけないと思ったから、安定期に入る前だったけど、上司から同じチームのメンバーには私の妊娠を知らせてもらったの。

じゃあ、それを知ったAさん。「おめでとう。ツワリしんどいよね。俺の奥さんも大変そうだったよ。でも意地でも会社は休まなかったけどね。」と言ってきた。

それからも、妊婦の基準は全部自分の奥さんで…

「妊娠初期ってツワリだけでしょ、しんどいの。俺の奥さん、それでも普通に仕事してたわ。」
「重い物もつと妊婦さんによくないっていうけど、それ違うよね。俺の奥さん、妊娠中に引っ越ししたとき、段ボール持ってたけど無事に生まれたよ。変に気遣われた方がやりにくいでしょ?」
「俺の奥さんは、臨月まで働いたんだよ。ギリギリまで。だからやれるよ!早めの産休とかやめてよ」

本気か?冗談か?冗談にしても言いすぎじゃない?どんな奥さんか知りませんけど、勝手に比べられて同じようなことをやれって言われても無理。そんなに奥さんを褒めたいなら、家でやってよ。あなたのところみたいに、私はなんでもできる妊婦じゃありません。だいたい私はあなたの奥さんじゃない。私の中の怒りメーターが徐々に上がっていくのを感じていた…

妊婦の逆襲〜褒める基準はあなたの奥さん〜


行き過ぎたAさんの言動に、怒り心頭なのは私だけじゃなかった。もともと見栄っ張りでプライドが高く、ちょっと上から目線のAさんは、女性社員から人気がなかった。今回、妊婦へのパワハラ発言をきっかけに、同じチームの女性社員たちがタッグを組んで懲らしめることにした。

「Aさんなら、こっちの作業も出来ます?私、Aさんの奥さんみたいに要領よくできなくて~。」
「Aさんの奥さんって時短で成績トップなんですよね!すごいですね!あれ?Aさん、残業ですか?」
「昨日の飲み会、Aさん飲みすぎてませんでした?きっとAさんの奥さんなら、自己管理されてて二日酔いとかなさそうですよね~。」

最初は奥さんのことを褒められていい気になってたAさん。だけど、言葉の中に隠れた嫌味がチクチク刺さりはじめる。プライドが邪魔して平気な顔してるけど、女性社員たちはひきつった笑顔を見逃さなかった。自業自得よね。

噂によると、バリキャリの奥さんにも、手の上で転がされてるみたい。きっとAさんの奥さんが一枚も二枚も上手で、Aさんをうまくコントロールしてるんでしょ。女性のしたたかさを分かってないのは、Aさんだけね。

一覧に戻る

コメント

コメントがありません。

コメントを書く

(全ての項目が必須入力となります)

ニックネーム

メールアドレス

※公開されません

コメント